お役立ちコラム お墓の色々

お役立ちコラム お墓の色々

- 供養をきわめる -

不動産の就活とは?不動産の断捨離で相続・税金問題を回避

終活コラム

不動産の就活とは?不動産の断捨離で相続・税金問題を回避

自分のこれまでを振り返って今後の人生を後悔なく過ごすために、そして自分の亡き後の準備のために、終活をする人が増えています。特に不動産を所有している場合は相続によって家族内でトラブルを生じる可能性もあるため、事前にできる限りの準備をしておくことが必要です。今回は、不動産の終活について解説していきます。

・不動産の終活とは

自宅などの不動産を所有している人が亡くなったときに生じる大きな問題に、「相続問題」と「税金問題」があります。

不動産の所有者が死亡すると、相続登記(相続による名義変更)が必要になります。不動産の相続では、はじめに所有不動産について確認し、相続人が複数いる場合はどのようにして分けるかを決めていきます。この作業は煩雑で、かつトラブルになることも少なくないため、事前に出来る限り準備しておくことが望まれます。

相続税についても同様で、事前に準備をしておくことで節税できたり、スムーズに手続きを進められるようになったりします。このようにして、自分の亡き後に不動産相続で家族に負担をかけないように準備しておくことを、不動産の終活といいます。

・終活で不動産を整理しておく理由

不動産を相続すると多くのリスクを抱えることになるため、家族のためにも整理しておきましょう。ここでは、不動産を相続することによるリスクを4つご紹介します。

 ○長期の空き家が問題になり、近隣トラブルのもとになる

空き家は、近隣に治安面や安全面での不安や不快感を与えることがあります。空き家が犯罪に使われるケースも多いうえ、衛生面で問題が生じたり、倒壊のおそれがあったりするため、空き家が残されているというのは近隣住民にとって好ましい状況ではありません。長期で空き家を保持することにより、近隣トラブルに発展しやすいというのが実情です。

 ○相続者が売却したくても買い手がつかない場合がある

不動産は、相続後に家族によって売却されるケースも多いですが、売却には手間と時間がかかるうえ、なかなか買い手がつかないといった問題が生じることもあります。空き家として残してしまうと固定資産税などの税金がかかるうえに維持費も必要になるため、相続後に住む予定がない場合は早めに売却の準備をしておくのがおすすめです。

 ○相続時に相続人が複数の場合争いになる場合がある

相続人が複数いる場合、特に不動産の相続が問題になることがあります。不動産の相続には、売却せずそのまま相続する方法と、売却してその代金を分ける方法がありますが、どちらの場合でも争いに発展するケースも多く見られます。所有者が亡くなる前に整理しておくか、またははっきり決めておくことで、争いを防ぐことができるでしょう。

 ○不動産物件の中にある荷物の整理が大変(住宅整理)

長く住んだ家にはたくさんの荷物があり、その処分には大きな手間がかかります。一般的な荷物はもちろんのこと、絵画や骨董品などがある場合はその処分に苦労することもあるでしょう。整理できる荷物は整理しておき、売却できるものは売却しておくことで、残された家族の負担を軽減することができます。また、価値のあるものについては売却方法を書き残しておくことをおすすめします。

・自分の家族は大丈夫?相続で家族が争う原因

不動産の終活をして準備をしておかなかった場合、基本的には下記のようにして分けることになります。ただし、相続人同士で揉め事が生じることも多いため、遺言書を遺して明確にしておくのが理想です。

 ○遺産分割協議

遺産分割協議とは、遺産の分け方に関する話し合いのことをいいます。遺言書が遺っていればそれに従って財産を分けるためこの協議は不要ですが、遺言書が遺っていない場合や、遺っていてもすべての財産について書かれていない場合には話し合いが必要になります。遺産分割協議では、相続人全員が一堂に会して話し合い、遺産分割協議書という書面に話し合いの内容を記録します。

 ○法定相続分

法定相続分とは、法律で定められている財産の分け方をいいます。必ずしもそれに従う必要はありませんが、遺言書がない場合や遺産分割協議で話がまとまらない場合に基準になるものです。

法定相続人は、配偶者、そして子供がいる場合はその子供、子供がおらず父母がいる場合は父母、子供も父母もおらず兄弟がいる場合は兄弟となります。配分は下記のように定められています。

相続人が配偶者と子供の場合:配偶者が1/2、子供全員で1/2
相続人が配偶者と父母の場合:配偶者が2/3;父母で1/3
相続人が配偶者と兄弟の場合:配偶者が3/4、兄弟が1/4

・不動産で家族を困らせないために
不動産を遺すことは、時として家族に大きな負担を強いることもあります。家族に負の遺産を遺さないために、終活として出来る手段を2つご紹介します。

 ○不動産を断捨離・売却する

負の遺産になりうる不動産を家族に遺さないために、そのような不動産は断捨離・売却してしまうのも一つの方法です。不動産の相続は難しく、家族のトラブルの原因にもなりやすいのが現実。事前に売却しておけば、現金として家族に公平に分けることも可能になります。

 ○不動産を法人所有にする

不動産の相続で家族に負担をかけないために、不動産を家族が役員をしている会社の所有にするという方法もあります。不動産を法人所有にしておけば家族は相続税を払って相続する必要はなくなり、役員報酬という形で現金を受け取ることも可能になります。

まとめ

終活で最も重要なのは、家族や親族としっかりと話し合い・コミュニケーションをすること。特にトラブルの原因になりやすい不動産については、家族の負担を減らすためにもしっかり終活を行いましょう。