お役立ちコラム お墓の色々

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「コレクターやオタクの終活」コレクション・お宝の行方はどうなる?

終活コラム

「コレクターやオタクの終活」コレクション・お宝の行方はどうなる?

アニメやSF、漫画やゲームなどの熱狂的なファンが「オタク(おたく)」と呼ばれ始めたのは1980年代の頃。この言葉は社会的に大きく広まっていき、今では「オタク=こだわりのある対象に時間やお金を惜しみなく使い、対象に対して深い造詣をもつ人」というようなポジティブな見解をされることも多くなってきました。

2022年になった今、1980年当時に20歳ぐらいであった人たちは、還暦を迎える頃です。

還暦を迎え、老後というものを目前としたオタクの方の中には、「終活」を意識し始め、ご自身が集めたコレクションの「その後」を案じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、これまで大切にしてきたコレクションや“お宝”のその後について考えていきたいと思います。

終活とは

そもそも「終活」とは、すべての人に必ず訪れるエンディングに備えて、将来の不安を軽減し、今を活き活きと過ごすための活動のことを指します。また、自分自身のことだけでなく、家族や未来のことを考える活動も「終活」に含まれます。

具体的な例としては、自分に万が一のことがあったときのことを家族に伝えるために書き記す「エンディングノート」作成や、自分の持ち物を整理して不要なものを処分し、自分と家族の今後の人生に必要なものを選別する断捨離などです。

その他にも遺言書の作成や葬儀・お墓の準備などがあり、やるべきことは人によって異なりますが、今回はコレクターやオタクの方に向けて、趣味で集めたコレクションの終活の仕方やポイントをお伝えいたします。

長年愛してきた大切なコレクションです。手放すことは大変悲しいですが、できる限りの手を打ち、その価値を理解する人の手に渡るようにすれば、きっとコレクションたちも喜んでくれるでしょう。

まずはコレクションを仕分けよう

趣味で集めたコレクションの整理は、まず「仕分け」から手をつけるのが良いでしょう。
仕分け方は、「手放すもの」と「残しておくもの」です。

長い年月をかけて集めたものですから、手放そうと決心することは簡単ではないと思いますが、迷ったときは一時的に除けておくなどして、できるだけ停滞することなく仕分け作業を進めていきましょう。

なお、仕分けをする際は、「ゲーム」「トレーディングカード」「フィギュア」といったようにジャンルごとに分けて、わかりやすいようにラベルやメモを貼るのがおすすめです。

ラベルやメモを貼ることで、自分だけでなく、家族にとっても、仕分けした内容が一目でわかるようになります。

ご本人にとっては大切なものでも、家族にとってはその価値を理解できず、不用品と勘違いをして誤って処分してしまうこともあり得ます。

処分後にご家族がその物の真の価値を知ることになれば、ご家族もきっと後悔されるでしょうし、何より、希少なコレクションがこの世界から1つ失われてしまうことにもなります。

ここでポイントとなるのは、第3者でもわかるような形にしておくことです。今は手放したくないものを買取査定(見積)だけしておき、その価値を家族に伝えておくのも1つの手段でしょう。

手放すものを整理する

「手放すもの」と「残しておくもの」の仕分けが終わりましたら、「手放すもの」を整理していきましょう。

業者などに買い取ってもらう

リサイクル業者などに買い取ってもらうことは、コレクションを整理する方法の1つです。

また、ネットオークションやフリマアプリなどを利用すると、そのコレクションの価値を理解してもらえる人に、高額で買い取ってもらえる可能性もあります。

友人や知人などに譲る

同じ趣味を持つ友人や知人に譲るのも、方法の1つです。
また、社会的に価値を認められたコレクションであれば、研究機関や博物館など、公の施設などに寄贈や譲渡することもできるかもしれません。
もし寄贈などを希望する場合は、各施設にまずは問い合わせてみましょう。

処分する

買い取り手や、もらい手がいない場合、最終的には処分することになると思います。
各自治体のルールを確認して、あらかじめ決められた方法で処分しましょう。
数が多い場合は、各地区にある清掃センターなどに持ち込むことも検討しましょう。

コレクションアイテムの代表格「切手」の買い取りについて具体的に紹介している記事もあります。参考にしてみてはいかがでしょうか?(外部パートナーサイト記事)
切手買取はどこがいい?おすすめ業者や高価買取のコツ・選び方など紹介!

デジタルデータも整理する

パソコンやスマートフォンで趣味に関する情報を管理されているケースが多いと思います。

デジタルデータやオンライン上の情報も、終活の一環として整理されることをおすすめいたします。

今は消すには忍びないけれど、家族に見られたくないデータについては、時限式のツールや、フォルダクリックで遺言メッセージを表示し、同時にデータを削除するツールなどを使って、もしもの時に備えておくこともできます。

また、自分が亡くなった後、家族にデジタル端末やオンラインサービスの管理を託す場合は、パスワードやIDなども忘れずに伝えておきましょう。

「残しておくもの」について家族に伝える

最後に 「残しておくもの」についてですが、自分が亡くなった後のことを、家族にきちんと伝えておくことが大切です。
「処分しても構わない」「しかるべき形で保管する」など、自らの希望がある場合は、家族の意見もしっかりと聞いた上で、双方が納得する形になるように決めていきましょう。

長年愛着をもって集めてきたコレクションを整理することは、なかなか難しいことかもしれませんが、愛情をもってその最後を考えてあげることも、大切なのではないでしょうか。


お墓きわめびとの会では、あなたの大切な終活のお手伝いを行っています。

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