お役立ちコラム お墓の色々

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- 供養をきわめる -

お墓を建てる意味から「縁起のよいお墓」を考える

墓地・墓石コラム

お墓を建てる意味から「縁起のよいお墓」を考える

お墓の建て方やお墓に対して色々な考え方や噂などを耳にして、疑問に思った経験はございませんでしょうか。中には、真偽がわからず悶々とすることもあるかと思います。

そんな時は、お墓を建てる意味をあらためて見つめ直すことで、もやもやが晴れるかもしれません。今回はお墓を建てる意味から「縁起のよいお墓」というものを考えてみたいと思います。

「人が亡くなる時に建てるものに、縁起の良し悪しなんてあるの?」と感じられる方も、ぜひお読みいただければ幸いです。

そもそもお墓を建てる意味とは

人が亡くなった時にお墓を建てることは、日本では一般的な風習です。ご遺体を火葬し、ご遺骨となった亡骸をお墓に納めることになります。大切な方とのお別れはつらいものです。しかし、皆等しく死を迎える私たち人間にとって、以下のようにお墓は大切な存在であると言えます。

  • 故人や先祖の供養や追悼を行う場所
  • 亡くなった家族やご先祖様と繋がりを持つ場所
  • 先祖を偲ぶという教えによって子孫繁栄を祈る場所

そして、お墓参りもまた大切なものです。

家族みんなで役割を分担してお墓を掃除し、お花やお水、お線香、供物を供え、手を合わせる・・・お墓参りはまさに“日本の家族行事”であり、“家族の共同作業”と呼ぶにふさわしいものと言えます。

日本人が昔から行ってきたお墓参りは、生活・宗教・その土地の文化などが重なり合いながら、代々受け継がれてきました。お墓は、家族が集まり絆を確認できる場所の1つであり、身の回りにある幸せに気づかせてくれる場所でもあります。

手を合わせながら、家族はそれぞれの想いをご先祖さまに伝える。

その姿を見て、ご先祖さまは、子孫のしあわせを喜び、その願いをかなえる。

お墓参りとは、ご先祖さまと子孫が“しあわせの交換”をすることなのです。子孫がご先祖さまに“感謝の気持ち”を伝え、ご先祖さまが“子孫のしあわせ”を守る…“お墓は幸せのシンボル”なのです。

お墓100年プロジェクト お墓参り写真集

お墓100年プロジェクト お墓参り写真集『そうだ、ご先祖さまに会いに行こう』は、お墓100年プロジェクト実行委員会が実施している「『お墓は幸せのシンボル!』お墓参り写真展」に寄せられた写真をまとめたものです。すでに2冊制作されており、第2弾は2015年から2022年までのコンテスト計8回分の中から、受賞作品を中心に70点以上を掲載しています。

お墓参りの意味や楽しみ方も紹介しており、心にしみるエピソードが満載ですので、ぜひ手に取っていただき、あなたの大切な思い出も振り返ってみてください。

写真集をご家族でご覧になり、「我が家のお墓参り」について語り合ったり、お墓参りに誘ってみたりするのもいいかもしれません。

こちらの写真集は、お申し込みいただいた方、先着50名に無料でお届けしています。

下記のお問い合わせフォームから、お名前・ご住所・連絡先を明記の上、お問い合わせ内容に「お墓参り写真集プレゼント」と記載してお送りください。
お問い合わせフォーム

墓相

お墓に関する考え方の1つに、墓相(ぼそう)というものがあります。墓相とは、お墓の向きや形、色、場所、石の種類などから、家族や一族の吉凶を見るといった考え方です。宗教的なものではなく、中国から伝わった風水をもとにしています。風水学上良いとされるお墓は吉相墓(きっそうぼ)と呼ばれ、家運を上げるといわれていますが、ここでは、吉相に関わるとされている代表的なものを紹介いたします。

墓石の向き・方角

方角は、東向きや南向きが良いとされ、なかでも東南向きが最も良い方角とされています。これはお墓の状態をよいものに保つということで、理にかなっている面もあります。例えば、東南向きの土地であれば日当たりが良く、適度に乾燥しています。反対に日当たりが悪い場所であれば、水はけも悪くなり墓石に苔が付きやすくなるでしょう。寒い地域では、凍結しやすくなり、これは墓石にも良くありません。

墓石の形

お墓の形は、上から棹石、上台石、下台石の三段重ねが一般的です。棹石は子孫繁栄、上台石は家業の盛衰、下台石は資産をあらわしているといわれています。

和形の墓石は、このような三段式の形が一般的ですが、それぞれの石を同じ種類にすることが重要とも考えられ、仮に違う種類の石を使用した場合、墓相学的には家庭内で意見が対立すると言われたりします。

大きさ

先祖の墓よりも大きなお墓を建てると運気が下がるとされています。そのため、大きなお墓にする場合は、同時に先祖の墓も建て替え、新しい墓よりも大きく建て替える方が良いと墓相では言われています。

その他、「地盤に赤土を使用すると厄払いになる」「墓地は玉砂利を敷いたりコンクリートで固めたりしない」「墓石の色の吉凶は地域によって違う」といったものもあるようです。

生前墓「寿陵」

お墓に関する噂の1つに「生前墓は縁起が悪い」というものがあります。実はこの噂に対する根拠はありません。生前墓は「寿陵(じゅりょう)」とも呼ばれ、仏教の「輪廻転生」の考えに基づくということで、縁起が良いとされています。そして、「寿」の字が示すように、長寿や子孫繁栄、家庭円満など大変おめでたいこととされています。

また、お墓をはじめとする祭祀財産は、相続税が課されない非課税財産のため、生前墓を建てることは、結果として相続税対策にもなります。さらに、前もってお墓を用意することで、安心して老後を過ごせるという利点もあるため、生前にお墓を建てる方は増加傾向にあります。

ただ、「お墓を建てたい」と思っても、どこに相談したらよいかわからない方も多いかと思います。「お墓きわめびとの会」には、全国各地の墓石店が加盟しており、じっくり検討したい方のご要望にお応えするよう多彩なメニューをご用意しています。

詳しいサービスについては、こちらをご覧ください。
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まとめ

お墓に関する考え方や噂を耳にして、「うちの場合はどうなのだろう」「本当はどうなのだろう」と迷うこともあるかと思います。そんな時は、お近くの墓石店にまず相談することをおすすめします。知識も技術もしっかりした墓石店ばかりなので、お墓に関するあらゆることについて相談できるでしょう。ぜひご活用ください。

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