お役立ちコラム お墓の色々
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- 供養をきわめる -
なぜお墓に食べ物をお供えするの?供物台とは?特徴・種類・お手入れ方法について解説します
お墓参りの際にお供え物はどこへ置いていますか?お墓の真ん中あたりの台へお供えしているのではないでしょうか。
何気なく使用しているかもしれませんが、お供え物を置くための台のことを「供物台」といい、ほとんどのお墓に設置されています。
今回は、その供物台について特徴・種類・お手入れ方法について解説します。気になる方はぜひ最後までお読みください。
なぜお墓に食べ物をお供えするの?
そもそも、お墓に供物台が必要な理由は、故人に食べ物や飲み物をお供えする必要があるからです。お墓に食べ物や飲み物をお供えするのは、仏教の一般的な考え方である「五供(ごく、ごくう)」に基づいています。五供とは、お墓やお仏壇に供える5つのお供え物のことで「香」「花」「灯燭(とうしょく)」「浄水」「飲食(おんじき)」を指します。
お供えする食べ物や飲み物は、五供のなかで「飲食」のことです。故人を偲ぶとともに、私たちが毎日食事できることに感謝する意味も込めてお供えします。
食べ物は殺生を連想させる肉や魚、匂いや辛味が強いものを避け、故人の好きだったものをお供えするとよいでしょう。
また、飲み物をそのままかけたり、食べ物を直に置いたりするのは、墓石が傷む原因となりかねません。そのため、飲み物なら器に注ぎ、食べ物なら布や懐紙を下へ敷いてお供えするとよいでしょう。
お墓にお供えする食べ物について詳しく説明している記事があるので、こちらもあわせてお読みください。
◆お墓参りのお供え物~食べ物をお供えするときの基本マナー~
お墓に設置する供物台の種類
供物台は墓石の前、花筒が置かれている場所の真ん中あたりに単独で設置されるのが一般的です。しかし、香炉の上部分が供物台になっているものや、供物台の手前部分にくぼみをつけて水鉢を兼ねたもの、小物の収納スペースを設けた供物台もあります。一体型の供物台であれば、小さめのお墓でも設置しやすいかもしれません。
供物台を交換したい場合は?
供物台を交換したい場合は、お墓を建てた石材店に相談するとよいでしょう。施工状況を把握している石材店であれば設置場所の相談や設置できる供物台を見繕ってくれるので、安心してお選びいただけます。
シンプルなものから豪華なデザインまで、お好みによって変更することも可能です。供物台をお求めの方は、石材店にご希望を伝えて自分好みのデザイン(オーダーメイド)で作成してもらうのもよいかもしれません。
供物台のお手入れ方法
そもそも、供物台に食べ物をお供えする際は包装されているものや飛び散らないものを用意し、布や懐紙などを敷いてからお供えするのがよいでしょう。また、食べ物や飲み物をお供えする前と後で掃除するのがおすすめです。
お手入れする際は研磨剤や洗剤を使用すると墓石が傷む可能性があるため、柔らかい布やスポンジを使用して水洗いで行ってください。ただし、水洗いで汚れが落ちない場合は、墓石用の洗剤を使用しましょう。他に、水を使わずとも、拭くだけでお墓を丸ごときれいにできるシートもありますので、こちらもご活用ください。
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また、お手入れの前に供物台が傷んでいないかも確認しましょう。もし傷みがあった場合は、食べ物や飲み物をお供えする大事な場所なので早めにお墓を建てた石材店に相談するのがよいでしょう。
供物台以外のお手入れ方法についてはこちらの記事でも紹介していますので、あわせてご確認ください。
◆お墓のお掃除 総まとめ!— 年末はお墓も大掃除 —
供物台の意味を理解して故人を供養する気持ちを大切にしましょう
お墓に供物台が必要な理由は、仏教の考え方である五供に基づき、故人に食べ物や飲み物をお供えする必要があるからです。
供物台は単独で設置するタイプか香炉と一体型のタイプが一般的です。新たにお求めの方は、ご希望に合わせて種類だけでなく、サイズやデザインも石材店に相談するとよいでしょう。
また、食べ物や飲み物をお供えする供物台は清潔に保ちたいものです。お墓参りの際はお供えする前後でお手入れをしましょう。その際は、供物台が傷んでいないか確認も行いましょう。
もし、供物台が傷んでいた場合は、早めにお墓を建てた石材店に相談してください。
しかし、承継したため相談する石材店が分からない方や、忘れてしまった方、他店に依頼したい方もいらっしゃるかもしれません。こちらからお近くの石材店をお探しいただけますので、ぜひご活用ください。
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