お役立ちコラム お墓の色々
お役立ちコラム お墓の色々
- 供養をきわめる -
埼玉県で樹木葬・永代供養のできるおすすめ霊園5選Part2
少子化や核家族化が進み、お墓の継承者がいない方や、子や孫に負担をかけたくない方など、様々な事情や考え方を持つ方が増えています。そういった世相を背景に、近年注目されているのが「樹木葬」と「永代供養」です。
永代供養とは、ご遺族に代わり、寺院や霊園が永代にわたってご遺骨を供養・管理してくれる仕組みのこと。大半の樹木葬にも永代供養の仕組みが取り入れられており、管理の負担や継承者がいない方の心配を軽減できることから人気が高まっています。
そこで今回は、樹木葬の特徴について、わかりやすくまとめるとともに、埼玉県下の樹木葬墓地や永代供養墓を5箇所紹介いたします。埼玉方面にお墓をご希望の方は、ぜひ参考にしてください。
前回は、埼玉県のおすすめ霊園(Part1)について紹介いたしました。こちらも合わせてご覧ください。
◆埼玉県で樹木葬・永代供養のできるおすすめ霊園5選Part1
樹木葬の特徴
樹木葬とは、従来のお墓のように石造りのお墓に埋葬するのではなく、シンボルツリーとなる樹木の下や周りに埋葬する新しいタイプのお墓です。最近は、シンボルツリーではなく、シンプルな石碑やプレートを植栽で飾った形のものも増えてきています。多くの樹木葬では、永代供養がサービスに含まれており、継承者がいない方でも安心です。
樹木葬の中には、大きく分けて以下の2種類の埋葬方法があります。
- 合祀型
- 個別型
合祀型では、複数の遺骨を共同のカロート内や合祀スペースにまとめて埋葬します。個別の区画は設けられず、シンボルツリーとなる樹木などの下にまとめて埋葬されるのが特徴です。個別型に比べて費用が低く設定されていることが多いため、他人と一緒でも気にならない方でお墓の費用を抑えたい方におすすめです。
個別型は、個別に区画があり、それぞれに樹木が植えられている、もしくは小さなプレートが設置されています。最近では、寺院墓地などでも宗旨宗派不問の樹木葬の区画を新設するところが増えています。
樹木葬については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。興味のある方は、合わせてお読みください。
◆樹木葬の注意点 お墓とはどんな違いがあるの?
永代供養墓とは
永代供養墓とは、個人の代わりに寺院や霊園が永代にわたり供養してくれるお墓を指します。その歴史は意外に浅く、日本で最初の永代供養墓が登場したのは、1985年比叡山延暦寺の「久遠墓(くおんぼ)」といわれています。現在では、永代供養の需要が高まってきており、寺院・霊園において永代供養墓の区画が新たに設置されることも増えてきました。永代供養のついた樹木葬も永代供養墓の種類のひとつです。
新たに永代供養墓を選ぶ際には、以下の点をしっかり確認しましょう
- 立地
- 費用
- 管理内容
- 契約内容
何度も訪れることになるため、重要なのが立地条件です。一番便利なのは自宅から近い場所です。郊外の場合でも、インターチェンジや幹線道路からのアクセスが良い寺院や霊園だと、お参りに行きやすいでしょう。費用は、初期費用と将来にわたり必要となる費用の2つがあります。具体的には、初期費用として納骨費用・永代使用料・墓碑などで、将来の費用としては管理費が考えられます。一般的な霊園の場合、毎年管理費が必要な場合が多いですが、樹木葬や永代供養墓の場合は、管理費も初期費用に含まれることが多いようです。初期費用や管理費の取り決めは、寺院や霊園によって大きく異なるため、事前に気になった複数の霊園の資料を取り寄せると良いでしょう。最終的には、実際に見学し、お参りのしやすさ、雰囲気や設備などを確認することをおすすめします。
永代供養については、こちらの記事で詳しく解説しています。
◆永代供養はいつから始まった?
埼玉県で樹木葬・永代供養のできるおすすめの霊園を5つ紹介
ここからは、埼玉県で、樹木葬・永代供養のできるおすすめの霊園をご紹介いたします。それぞれの特徴やおすすめポイントを比較しながら、好みに合った霊園を探してみましょう。
メモリアルすぎと・用中寺(北葛飾郡)
メモリアルすぎと・用中寺は、埼玉県北葛飾郡杉戸町にある寺院墓地です。杉戸は、江戸時代に宿場町だった場所で、松尾芭蕉ゆかりの地でもあります。墓地は大落古利根川沿いの「富士浅間神社」の奥にあり「東武動物公園駅」から徒歩6分の閑静な住宅街に位置します。墓地内は段差が少なく、足元を気にせずゆったりとお参りができ、休憩所やトイレ完備なのも安心して利用できるポイントです。過去の宗旨宗派不問で、どなたでも申し込めます。年間管理費不要で、継承者がいらっしゃらない方でも大丈夫です。地域に親しまれる用中寺が永代にわたって供養いたします。
メモリアルすぎと・用中寺の詳細については、こちらをご覧ください。
◆メモリアルすぎと・用中寺
放光寺(巣鴨市)
放光寺は、埼玉県巣鴨市糠田にある寺院墓地です。真言宗豊山派寺院「糠田山 毘盧遮那院 放光寺」が管理しています。源頼朝の御旗奉行を務めた安達藤九郎盛長が開基したとされている歴史あるお寺です。出家して蓮西と名乗った安達藤九郎盛長坐像木像(南北朝時代作)が奉安されており、埼玉県文化財にも指定されています。JR高崎線「巣鴨駅」からは車で10分。市の西部、荒川の河川敷近くに位置します。多くの花や木々に囲まれており、穏やかな気持ちでお参りができる霊園です。過去の宗旨宗派は不問で、どなたでもご使用できます。年間管理費不要で、継承者がいない場合も大丈夫です。生前予約もでき、永代にわたり放光寺が手厚く供養してくれます。
放光寺の詳細については、こちらをご覧ください。
◆放光寺
瑠璃光寺(深谷市)
瑠璃光寺は、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で「深谷山 光明院 瑠璃光寺」が管理しています。平安時代に創建された約1200年の歴史を持つお寺です。境内には四季折々の樹木が季節の花を咲かせ、自然の美しさを感じられます。薬師堂のご本尊は秘仏薬師如来です。日光月光菩薩および十二神将も奉安されており、12年に一度の寅年だけにご開帳されます。JR高崎線深谷駅から徒歩20分。斎場も備えており、通夜・葬儀・法要後の会食まで対応してくれるため安心です。多目的ホールとしても利用可能で、ヨガ教室や勉強会なども開催されています。過去の宗旨宗派は不問で、継承者がいない方でも、永代にわたり「瑠璃光寺」が手厚く供養してくれます。
瑠璃光寺の詳細については、こちらをご覧ください。
◆瑠璃光
宝泉寺(深谷市)
宝泉寺は、曹洞宗寺院「境井山 寳泉寺」が管理している寺院墓地です。関ヶ原の戦いにおいて、手柄を立てた旗本・吉田与衛門政景が開基しています。境内には深谷七福神「福禄寿」を安置しており、家内安全・競売繁盛・諸願成就などの守護神として親しまれています。深谷の代表的なお寺7か所には、秋の七草である、ハギ・オバナ(ススキ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウが植えられており、宝泉寺はキキョウの寺としても有名です。周辺には畑が広がるのどかな場所で、JR高崎線「深谷駅」からは車で13分。過去の宗旨宗派不問で、年間管理費も不要です。継承者がいない場合も、永代にわたり宝泉寺が手厚く供養してくれます。
宝泉寺の詳細については、こちらをご覧ください。
◆宝泉寺
慈眼院(比企郡)
慈眼院は、埼玉県比企郡川島町にある寺院墓地です。真言宗豊山派寺院「龍池山 慈眼院」が管理しています。1296年(永仁4年)に鎌倉大楽寺より来た鑁海上人が開祖となったのが始まりです。1648年に名前を慈眼院と改めました。ご本尊は「聖観世音菩薩」です。本堂前には樹齢200年を超える枝垂桜が植えられており、春には見事な花が咲き誇り、夜間にはライトアップも行われています。西武新宿線「本川越駅」から車で約20分。越辺川の近くの田畑に囲まれたのどかな場所に位置しています。過去の宗旨宗派不問で、どなたでもご使用できます。年間管理料不要で、継承者がいなくても安心です。慈眼院が永代にわたり手厚く供養してくれます。
慈眼院の詳細については、こちらをご覧ください。
◆慈眼院
まとめ
今回は、埼玉県で樹木葬・永代供養のできるおすすめの霊園を5つ紹介しました。どの寺院も、過去の宗旨宗派は不問で生前申し込み可能なところばかりです。気になる霊園があれば、ぜひ見学に行き、後悔しないお墓選びをしましょう。
墓地・霊園を契約する際の注意点について詳しく知りたい方は、以下のページもぜひご覧ください。
◆墓地・霊園を契約する際の注意点を解説します