お役立ちコラム お墓の色々
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- 供養をきわめる -
【2023】春のお彼岸はいつ?注意点は??
警報級の大雪が相次いだ2023年冬。でも、終わりはもう間近。待望の春が近づいてきました。今春には、新型コロナウィルスが5類感染症相当に見直されることもあり、旅行やレジャーを企画している方もたくさんいらっしゃるかもしれません。でもその前に、3月には春のお彼岸が控えています。春のお彼岸は、お盆や秋のお彼岸と並ぶ、お墓参りの適期。欠かさずお参りしたいものです。本記事では2023年春のお彼岸事情を解説します。
そもそもお彼岸とは?
「お彼岸」とは、春分の日をはさんで前後3日間を合わせた7日間(春彼岸)と、秋分の日をはさんで前後3日間を合わせた7日間(秋彼岸)の期間を指します。
お彼岸の期間は、亡くなった方の住むあの世(彼岸)と私たちが生きるこの世(此岸)が最も近づく日と考えられています。ご先祖様に想いが届きやすい日であり、お墓参りの適期にあたります。
なぜあの世とこの世が近づくの?その由来はこちらで紹介
◆お彼岸にまつわるさまざまな由来を紹介します
お彼岸にすること、詳しくはこちら
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2023年春のお彼岸はこの日!
2023年春のお彼岸は、3月18日(土)から3月24日(金)までの7日間です。中日となる春分の日は、3月21日(火・祝)。20日がお休みの方は土~火曜日までの4連休になりますので、遠方にお墓があって普段はなかなかお参りできない方も都合がつきやすいと思われます。
ところで、春分・秋分の日はなぜ祝日なのでしょうか?お墓参りのため?実は「あたらずしも遠からず」なのです。
春分・秋分の日は、もともと「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」という名前の祝日で、歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式が、天皇家によって執り行われる日でした。戦後に現在の名前に改称されたために「供養」のイメージは連想しにくいのですが、春分・秋分の日が祝日であることと「お彼岸の先祖供養」には関係があるのです。
2023年春のお彼岸の注意点!
近年のお墓参りで気になったのは、やはり「新型コロナウィルス」の感染リスクでしょう。お墓参りは主に屋外でするものなので、比較的感染リスクの低い活動ではありますが、墓地までの公共交通機関や食事の場所などでは気をつけていらした方が多いと思います。
2023年の場合、5月8日をもって新型コロナウィルスが季節性インフルエンザなどと同じ5類感染症相当に移行します。感染リスクが無くなったわけではありませんが、緊急事態宣言や外出自粛要請などの行動制限は今後無くなりますので、コロナ流行前の生活に近づいたと言えるでしょう。
このように新型コロナウィルスの流行は落ち着きをみせていますが、気になるのは国民一人一人の感情です。「マスクはするべきなのか?」「できれば外したいけど本当に大丈夫?」。「5類」移行直前の2023年春のお彼岸は、実に微妙な時期。政府は3月13日からマスクの着用を「推奨」から「個人の判断に委ねる」に方針変更しますので、何かと気を揉みがちです。
お墓参り自体は感染リスクの低い活動です。ただし、高齢の方もたくさん集まる場ですので、墓地に集まった皆さんが気持ちよくお参りに集中できるように、一応持参していくのをおすすめします。また、彼岸法要に参加される方は必ず持参していきましょう。マスク無しでは入場できない可能性があります。
お墓に到着してみて、周りに他の人間がいなかったり、普段から一緒に生活している家族だけだったりした場合は、マスクを外しても問題ないと思われます。
ちなみに、一部メディアによると2023年は花粉の大量飛散予報がでています。コロナが落ち着いても、マスクが手放せない人も多いかもしれません…。
2023年春のお彼岸に行けない場合は?
春のお彼岸にお墓参りに行けない場合、秋彼岸以来の方は約半年間、年末年始でお参りしていた方は約3カ月間、お墓の様子を伺うことができていないことになります。秋冬にあたる期間なので、雑草が繁茂している…なんてことはないと思いますが、冬の強風や雪による被害を受けていたりしないかが気になるところです。寒い冬を越えたお墓を、ご先祖様のために綺麗に吹き上げたい気持ちもありますよね。
3月は、暖かな日差しを感じる時期ですが、一方で寒暖の変化が激しく、風の強い日も多い時期です。お墓参りの適期ではあるのですが、体調を崩していたり、天気が悪かったりするとお参りするのがなかなか辛いこともあります。
そんな時は、「お墓参り代行サービス」を利用するのもおすすめです。あなたに代わって、お墓の状態チェック・掃除・お供えといったお墓のお世話をしてもらえます。お参りが終わると写真を撮って送ってくれるので安心です。
お墓参りに行けない代わりに、仏壇に手を合わせたり、年一回だけでもお盆には欠かさずお墓参りをしたりと…ご供養の形は様々。一番大切なのはあなた自身のご供養の気持ちです。ただし、頑丈にできているとはいっても、お墓は不変のものではありません。家と同じように、定期的なお手入れも必要となってきます。お墓の状態チェックだけでもお願いするということで、代行サービスを利用するというのも一つの手です。
たとえば、こんな代行サービスがあります
◆お墓のトータルサポート『HAKAMIL』
まとめ
最後に本記事をまとめます。
・2023年春のお彼岸は、3月18日(土)~3月24日(金)の7日間。春分の日は、3月21日(火・祝)。
・2023年春のお彼岸では、マスクの着用に注意。念のため、持参すべき。
・お墓参りに行けない場合は、代行サービスを検討するのもおすすめ。
新年度が始まる4月を目前に控えた春のお彼岸は、1~3月を振り返り、新たな抱負を立てるのにちょうどいい時期でもあります。ぜひお墓参りにでかけて、日々の感謝を胸に故人と語らいつつ、自分自身を見つめ直す穏やかな時間を過ごされてはいかがでしょうか。
お彼岸のマナーを再確認
◆お彼岸の常識大人として外せないマナーとは
◆「これは避けた方がいい?」お彼岸にやっていいのか迷う5つのこと