お役立ちコラム お墓の色々

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- 供養をきわめる -

あなたにぴったりな墓地・霊園の選び方

墓地・墓石コラム

あなたにぴったりな墓地・霊園の選び方

日本全国の墓地・霊園の数は、およそ86万ヶ所。日本には1718の市町村がありますので、単純に計算するとあなたのまわりには、実に500か所以上の墓地・霊園が存在することになります。この膨大な数の中から大切なお墓を建てる墓地・霊園を選ぶと思うと、選択肢の多さに途方に暮れてしまうかもしれません。しかし、ご安心ください。ツボをしっかり押さえれば、墓地・霊園選びは円滑に進みます。
本記事では、まず「費用」「立地」「設備・サービス」の面から、「寺院墓地」「公営墓地」「民営霊園」の3種類の墓地・霊園を比較します。その後、「高齢者や足が不自由な方の場合」「お墓の継承者がいない場合」など、具体的なケースを挙げながら、これらの事情をお持ちの方に適した墓地・霊園の選び方を紹介します。

3つの点から墓地・霊園を比較

「費用」「立地」「設備・サービス」の面から、「寺院墓地」「公営墓地」「民営霊園」の3種類の墓地の特徴を比較します。いずれも墓地・霊園選びの中でも重要な要素なので、まずはこちらを基準に、気になる墓地を探してみましょう。
ちなみに、「墓地」と「霊園」は広義では同じものです。狭義だと寺院墓地のことを「墓地」と言い、それ以外を「霊園」と言います。ただし、公営墓地は「霊園」と言ったり、「墓地」と言ったり、表現が別れます。

費用

お墓の土地をお借りする「永代使用料」やお寺の維持のために支払う「管理料」など、お墓の取得にはいくつかの費用が発生します。これらの諸費用が安価な傾向にあるのは、公営墓地です。公営墓地は、自治体が経営している半ば公共事業のようなものなので、利益を押さえて諸費用が安めに設定されているのです。ただし、公営墓地では区画を広めにとっている傾向があるのでご注意ください。安価な土地といえど、区画が大きくなれば、その分費用は増えます。
寺院墓地・民営霊園は公営墓地と比べて、やや高価な傾向にあります。しかし、それぞれのメリットがありますので、料金だけで比較せずに、さまざまな条件を踏まえて検討したほうがよろしいでしょう。

立地

旅行とお墓参りを兼ねて、思い入れや思い出のある場所にお墓を建てるといった方も増えてきていますが、頻繁にお参りしたい方はなるべく通いやすいお墓を探しましょう。
最寄駅から近いところや交通の便の良いところに多いのは、寺院墓地です。また、住宅地の中にある、小さな寺院墓地を見かけたことはないでしょうか?寺院墓地は、私たちの生活圏内にあることも多いのです。あなたのお住まいの近くにも存在するかもしれません。
寺院墓地以外では、東京都の青山霊園や雑司ヶ谷霊園のように、生活圏に近い場所に大きな公営墓地を持つ自治体もあります。
一方、民営霊園の場合、大規模なところは郊外に多いので、電車とバスを乗り継ぐような移動が必要になるかもしれません。

設備・サービス

墓地・霊園の設備・サービスには、休憩所や売店、バスによる送迎などがあります。こうした設備・サービスは、お墓参りの通いやすさにつながります。また、供花や線香を買いそびれたときに、墓地・霊園で購入できるのは便利です。
こうした設備・サービスが高水準にあるのは、民営霊園です。利用者のニーズを押さえて、設備・サービスを充実させている傾向にあります。
その他の設備として、法要用のホールを併設しているところもあります。年忌法要の準備には、まず僧侶の手配と会場の確保が必要です。寺院墓地ではその寺院の僧侶と建物をお借りできますが、公営墓地や民営霊園ではこうした準備を自分でしなければいけません。霊園に併設されたホールがあると、このような時に助かります。

ケースごとに考える、ぴったりな墓地・霊園

お墓づくりにまつわるさまざまな事情を例に挙げながら、墓地・霊園の選び方の一例をご紹介します。

高齢者や足が不自由な方の場合

自宅からなるべく移動距離が少ないのはもちろんとして、墓地・霊園内の高低差や段差が少ないことも重要です。アクセスの良いところに多い寺院墓地や、バリアフリー設計を取り入れた墓地・霊園を検討するとよろしいでしょう。

親が熱心な仏教徒、子供が無宗教の場合

親が亡くなったときに、子供がなるべく教義に沿った法要やお墓参りを行いたいと考えても、何をすればいいか困ってしまうことが予想されます。こうしたケースでは寺院墓地をおすすめします。寺院墓地にお墓を建てることで、お寺との関係性ができますので、ご供養でわからないことがあれば、僧侶様にお尋ねすることができるからです。

お墓の継承者がいない場合

独身の方や子供がいない方など、お墓を継承する方がいない場合は、永代供養付墓地がおすすめです。永代供養付墓地では、遺骨はまず個別墓で供養されます。その後、あらかじめ決めた一定期間が過ぎると合祀墓に移されます。個別墓の間も合祀墓に移された後も、管理者の手でお墓を守ってもらえますので、継承者がいなくても安心です。永代供養付墓地は、主に寺院墓地・民営霊園で利用することができます。
公営墓地を利用する場合は、合葬墓という仕組みがあります。合葬墓は、複数の方が一緒に眠るお墓です。こちらも継承者がいなくても管理者の手で守られていきます。ただし、永代供養付墓地と違い、個別墓で供養される期間はありません。

個性的なお墓を建てたい場合

墓地・霊園によってお墓の形にも条件がある場合があります。この条件が比較的緩く、自由な発想でお墓を建てやすいのは民営霊園です。

ぴったりなお墓は足・目・耳で探しましょう

本記事で紹介した内容は、あくまで一般論ですので、個々の墓地・霊園によっては当てはまらないこともあるかもしれません。実際に墓地・霊園を探すときには、イメージだけを先行させずに、石材店を訪ねてみたり、現地見学に出かけてみたり、足を使って自分の目や耳で確かめることも大切です。まずは、近隣の墓地・霊園の情報が集まる、最寄りの石材店を訪ねてみましょう。

それぞれの墓地・霊園についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
寺院墓地とは?メリット・デメリットを紹介します

公営墓地とは?メリット・デメリットを紹介します

民営霊園とは?メリット・デメリットを紹介します