お役立ちコラム お墓の色々

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- 供養をきわめる -

おひとりさまの終活~リスクに備えるためにやるべき5つのこと

終活コラム

おひとりさまの終活~リスクに備えるためにやるべき5つのこと

2021年版高齢社会白書や2020年の国勢調査によりますと、65歳以上の人口に占める一人暮らしの人の割合は、男性が15.0%、女性が22.1%。総数は671万7千人となっています。

つまり、65歳以上の約5人に1人が「おひとりさま」という状態です。今後も増え続けると予想され、2040年には総数896万3千人、約4人に1人がおひとりさまになると推計されています。

おひとりさまの場合、「病気になったり介護が必要になった時に、身の回りの世話をしてくれる人がいない」「もしものことがあった時に、死後の手続きをしてくれる人がいない」といった心配があるのではないでしょうか。

今回は、これらのことも含めた将来のリスクに備えるため、「おひとりさまの終活」として、今からでもできることをご紹介します。

終活とは

そもそも「終活」とは、一般的に、残されたご家族が困らないように、自分が亡くなった後の葬儀・お墓・遺言の準備や、財産相続、身の回りの生前整理などを行うことを意味する言葉です。

様々な生前整理を行うと、将来への不安が軽減されます。そのため、終活には「今を活き活きと過ごすための活動」といった意味合いもあるといえます。

今からやるべき5つのこと

おひとりさまの中にも、将来への漠然とした不安をお持ちの方がきっといらっしゃることでしょう。今からご紹介する項目をぜひ実践していただいて、今を活き活きと過ごしてみてはいかがでしょうか。

1 エンディングノートを書く

当初は葬儀についての希望を家族に伝えるということが主な目的であったエンディングノート。現在では目的も内容も人によって様々で、葬儀のことはもちろん、自分のこと、家族のこと、ペットのこと、相続のことなど様々な内容を残しておくことができます。伝えるべき人が近くにいないからこそ、自らの意思をエンディングノートに書くということは、おひとりさまにとってとても大切なことです。また、自分自身の死に対する気持ちを整理することもできます。

エンディングノートについて詳しくは、下記の記事をご覧ください。

正しいエンディングノートの書き方について解説します

2 身元保証人や身元引受人について考える

多くの病院や高齢者施設等では、入院や入所の際に、身元保証人や身元引受人を求められます。親族など頼れる人がいる場合には、事前に声をかけ、お願いしておくのが良いでしょう。

問題は頼れる人がいない場合です。自治体や地域包括支援センター、その他、民間の身元保証サービスといった事業者などに依頼することができますが、あらかじめ情報を収集し、早めに準備をしておくことが大切です。

また、おひとりさまの場合、入院の準備はご自身で行わなければならないケースが多いかと思います。急な入院に備えて持ち出しバッグを常備しておきましょう。

そして、かかりつけ医をもつことも大切です。医者の意見書や診断書が必要となる要介護認定や障害年金などの申請の際に、体の状況をしっかり理解した、かかりつけ医がいれば、頼れる存在となるでしょう。

なお、全国の自治体の一部では、終活サポートを行っているところがあります。
下記の記事をご覧いただいた上で、一度お住まいの自治体の状況を調べてみてはいかがでしょうか。

終活を自治体がサポート!利用するメリットと最新情報

3 持ち物の断捨離

断捨離とは、必要なものと不要なものを分けて不要なものを処分することをいいます。そして、不要なものを捨てることで、ものに対する思い入れや執着をなくし、自分の人生を楽にするというのが、断捨離の最終的な目的とされています。本格的に断捨離をしようと思うと労力も時間もかかりますが、「自分にとって本当に大切なものは何か?」ということを知ることができるメリットもあります。

断捨離について詳しくは下記の記事をご覧ください。

断捨離で豊かな未来へ 〜終活の一環・生前整理は40〜50代がはじめどき!

4 お金の流れと資産の確認

お金の流れ(収入と支出)と、資産(預貯金、ローンや借金、不動産、保険など)について、あらためて把握しておきましょう。特に、資産に関しては確認に時間がかかるものもあります。早めに着手することで、後に財産管理を他人にお願いする場合にも役に立ちます。

なお、自分の所有資産をきちんと把握する際に参考となる記事がございますので、ぜひお役立てください。

「お金の終活」リタイア後のライフプランを立てて不安解消につなげましょう

5 死後の手続きの準備

火葬や納骨をどうするか、死後の手続きは誰に頼むか、財産は誰に残すか、遺品をどのように処分してもらうか、お墓はどうするのか、といったことを考え、必要な準備を進めましょう。

特に、死後の手続きを他人に頼む場合は、以下のような契約を事前に結んでおく必要があります。

財産管理等委任契約

高齢などの理由で財産管理が難しくなった場合にサポートを受けることができるものです。当事者同士の契約とは別に、金融機関での代理人登録が求められる場合があります。

任意後見契約

認知症になったときに、本人に代わって契約や財産管理を行ってもらう人を前もって決めておく契約です。

遺言作成

遺言を作成することで、法定相続人以外の人に財産を残したり、特定の相続人に財産を多く残したりすることができます。遺言内容を実現する遺言執行者を決めておくと、相続手続きがスムーズにすすみます。

死後事務委任契約

亡くなった後の事務的な手続きを行ってもらうための契約です。賃貸契約の解除や遺品処分など、遺言の執行者が行う手続きと重なる部分も想定されますので、それぞれの調整が必要となります。

死後事務委任契約や遺言について詳しくは、下記の記事をご覧ください。

「遺言」と似ているけど違う。「死後事務委任契約」とは

お墓のことはどうしよう

「将来的に先祖代々のお墓を守れなくなる時が来たらどうすればいい?」
「自分が亡くなった後のお墓はどうすればいいの?」

といったお悩みをお持ちのおひとりさまには、下記の記事がおすすめです。
お悩み解決への糸口になれば幸いです。

独身・単身者など、お墓を引き継ぐ人がいない場合に取れる4つの選択肢

墓友とは??晩年を楽しむ最後のパートナーです

まとめ

おひとりさまの終活は、そうでない人と比べるとやることがたくさんあって大変と感じられるかもしれません。
どの項目も重要ではありますが、まずはできるところから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。


お墓きわめびとの会では、あなたの大切な終活のお手伝いを行っています。

「お墓の建て方について詳しく知りたい」「お墓の引っ越しを検討している」など、供養やお墓のことなどでご不明なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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