お役立ちコラム お墓の色々

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2026年(令和8年)のお盆はいつ?日程や地域ごとの違い、お墓参りをする意味をわかりやすく解説

供養・埋葬・風習コラム

本格的な夏が近づき、お盆休みの予定を立て始める方も多いのではないでしょうか?

毎年訪れるお盆ですが、「何日から何日だっただろう?」「休みになるのはいつ?」「お墓参りはいつ行けばいいの?」など、分からなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。また、「お盆にはお墓参りをするもの」というイメージはあっても、なぜお盆にお墓参りをするのか、その理由まで考える機会は意外と少ないものです。

今回は、2026年(令和8年)のお盆の日程やお盆休みの時期とあわせて、お盆にお墓参りをする意味や、タイミングについてわかりやすく解説します。

2026(令和8年)の「お盆」と「お盆休み」はいつ?

「お盆」は、夏の時期にあの世からこの世(自宅)へ帰ってくるとされる故人やご先祖様の霊(精霊/しょうりょう)を、家族揃ってお迎えし供養する、日本の伝統行事です。お店や企業なども、その日程に合わせて「お盆休み」を設けるのが一般的となっています。

お盆の日取りは、地域によって、8月か7月、または旧暦に合わせてと時期が異なりますので、それぞれの具体的な日程と地域を紹介していきます。

8月のお盆(旧盆・月遅れ盆)

全国的に主流となっているのが、毎年8月13日〜16日(地域によっては15日まで)をお盆とする「8月盆」です。

元々、旧暦の7月15日に行われていたお盆の行事ですが、明治時代の改暦によって旧暦と新暦に約1ヶ月の差が生じたことから、旧暦のお盆の時期と近い新暦の8月15日ごろに行われるようになりました。この8月盆が広く定着したのは、新暦の7月では農繁期と重なってしまうという理由もあったと言われています。

8月盆は、旧暦のお盆に近いことから「旧盆」、暦の上では元々の7月から1ヶ月遅れの日付で行われることから、「月遅れ盆」とも呼ばれています。

2026年のお盆と、お盆前後の日程は、以下のようになっています。

<2026年8月のお盆の日程>

 8月8日(土)

 8月9日(日)

 8月10日(月)

 8月11日(火・祝/山の日)

 8月12日(水)

 8月13日(木): お盆(迎え火)

 8月14日(金): お盆

 8月15日(土): お盆

 8月16日(日): お盆(送り火)

*地域によっては、15日に送り火を行うところもあります。

2026年は、お盆後半が土日と重なっています。また、直前の祝日である8月11日の山の日が火曜日となり、直前の土日やお盆と連続していないため、昨年のような長い連休にはなりにくく、お盆にあたる8月13日(木)〜16日(日)の4連休が基本となりそうです。

ただ、土日祝を休業と定めている会社などでは、8月12日(水)に有給休暇を取得することで6連休に、更に8月10日にも有給休暇を取得することができれば、最大9連休にできる可能性もあります。

遠方の実家にゆっくり帰省したり、お墓参りをしながらも旅行やレジャーの予定を入れたりできるチャンスですが、混雑も予想されるため、早めに計画を立てて準備すると良いでしょう。

7月のお盆(新盆・東京盆)

東京都や神奈川県、北海道の一部地域や、石川県金沢市の旧市街地、静岡市などでは、「7月盆」といって、毎年7月13日〜16日にお盆の行事を行う地域もあります。これは、旧暦の頃からお盆とされていた「7月15日」の日付を守る形で行われるものです。新暦でも同じ7月15日とすることから、新暦に合わせたお盆の意味で「新盆(しんぼん)」、東京を中心として採用されていることから「東京盆」とも呼ばれています。

2026年の7月盆とその前後の日程は、以下のようになっています。

<2026年7月のお盆の日程>

 7月11日(土)

 7月12日(日)

 7月13日(月):お盆(迎え火)

 7月14日(火):お盆

 7月15日(水):お盆

 7月16日(木):お盆(送り火)

 7月17日(金)

 7月18日(土)

 7月19日(日)

 7月20日(月・祝/海の日)

7月をお盆とする地域では、この期間を夏季休暇に設定できる会社もあるようです。その場合、2026年のお盆の入りである7月13日は月曜日ですので、土日祝が休業とされている会社であれば、7月11日(土)〜16(木)が6連休となります。

また、翌週月曜日が「海の日」で祝日となるため、すぐに、7月18日(土)〜20(月・祝)の3連休がやってきますし、7月17日(金)に有給休暇を取得することで、最大10連休にできる可能性もあります。

このように、連休にすることができれば、遠方のお墓参りにも行きやすく、全国的に混雑する8月のお盆の時期を避けて帰省や旅行の予定を入れることもできそうです。

旧暦のお盆(旧暦盆・旧盆)

旧暦の文化が大切にされている沖縄地方では、お盆の行事も、旧暦の7月13日〜15日にあたる8月中旬〜9月上旬に行われ、「旧暦盆」「旧盆」と呼ばれています。

一般的な8月盆も「旧盆」と呼びますが、日付が固定されている8月盆とは違い、沖縄の「旧盆」は旧暦(月の満ち欠けを基準にした暦)に忠実な日取りで行われるため、現在の新暦のカレンダーでは毎年違った日付になります。

また、沖縄地方では、お盆の1週間前で、旧暦の7月7日にあたる日にお墓参りをしてお盆の訪れをご先祖さまに伝え、お盆の期間には各家でご先祖様をもてなすという風習が残っています。

2026年の沖縄地方のお盆の日程は、以下のようになっています。

<2026年旧暦のお盆の日程>

8月19日(水):お墓参り(ソーローウンケー/精霊迎え)

   ↓

8月22日(土)

8月23日(日)

8月24日(月)

8月25日(火):お盆の入り(ウンケー/お迎え)

8月26日(水):お盆(ナカビ・ナカヌヒー/中日)

8月27日(木):お盆明け(ウークイ/お送り)

8月28日(金):(この日をお盆明け、お送りとする地域も)

8月29日(土)

8月30日(日)

沖縄県内でも、この期間を休業とする会社や公的機関、お店などが多いようです。今年は、火曜〜木曜(または金曜)がお盆の期間となりますが、この期間が休みとなる場合、土日祝を休業と定めている会社などでは、8月24日(月)と28日(金)に有給休暇を取ることができれば、最大9連休にできる可能性もあります。

沖縄地方では地域をあげてお盆の行事を行うところもあり、1年間でこの時期だけは実家に帰るという人も多いようです。計画的に休暇を取ることで、余裕を持ってご先祖さまをお迎えすることができそうです。

お盆にお墓参りをするのはなぜ?

お盆の始まり

日本のお盆の起源は、インドから中国へ伝わり、中国の文化や風習を取り入れながら日本へもたらされた「盂蘭盆(うらぼん)」「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれる、先祖供養の仏教行事にあると考えられています。この行事は、「旧暦の7月15日に供養を行うことで先祖だけでなく現世で生きている人も救うことができる」という仏教の教えを元に行われるようになったものです。

この行事が、古くから日本に根付いていた祖先を大切にする祖霊信仰や、夏に祖先の魂がこの世に帰って来るという考え方などと融合し、先祖の霊を迎えて供養を行うという日本独自の文化として定着したと考えられています。

お盆の由来についてさらに詳しく知りたい方は、こちらも合わせてお読みください。

お盆の由来、知っておきたい5つのこと

お盆にお墓参りをする理由

前述のようにお盆は、日本古来の様々な信仰や考え方が結びついた行事であることから、お盆にお墓参りをする理由も、地域や家庭によって様々です。

その理由の一つが、ご先祖さまの供養のためです。お盆の起源となった盂蘭盆会の意味を受け継ぎ、故人やご先祖さまの冥福を祈り、感謝を伝えるためにお墓参りが行われています。

また、中国から伝わった思想の一つに「魂魄思想(こんぱくしそう)」というものもあります。家に帰って来るのはご先祖様の魂(精神)のみで、魄(肉体)はお墓に眠っていると考え、魄にも手を合わせる意味でお墓参りに行くようになったという説もあるようです。

さらに、代表的な理由として挙げられるのが、ご先祖様のお迎え・お見送りのためというものです。一説には、かつて墓前で迎え火・送り火を焚いていた習慣からお墓参りをするようになったとも言われており、今でも、お墓で迎え火・送り火を焚いたり、お墓で迎え火を灯して自宅まで持ち帰ったりする風習が残る地域があります。

このほか、地域や家庭によっては、ご先祖様が気持ちよく帰ってこられるようにという理由から、お盆前にお墓掃除とお墓参りを済ませたり、ご先祖様が自宅に帰っている間のお墓の留守を守ってくださる仏様に感謝を示すために、「留守参り」と呼んでお盆の中日にお墓参りをしたりするところもあります。

お盆にお墓参りをする詳しい理由については、こちらの記事でも解説していますので、合わせてお読みください。

お盆にお墓参りをするべき理由と必要なものとは

お盆のお墓参りはいつ行くべき?

お盆のお墓参りは何日に行く?

お盆のお墓参りに、「何日に行くべき」という決まりはなく、お盆の期間中に行くのが一般的となっています。都合が良い日に行けば問題ないとされていますが、ご先祖さまをお迎えする13日や、お送りする15日(地域によっては16日)にお参りする方が多いようです。

また、地域や家庭によっては、前述のように、留守参りとして14日や15日の中日にお参りしたり、ご先祖さまが気持ちよく帰ってこられるようにお盆が来る前に済ませたりすることもあります。

地域や家庭の習わしを考慮しつつ、できるだけ家族が揃う日にお参りできると、ご先祖様も喜ばれることでしょう。

お墓参りの時間帯は?

お墓参りの時間帯についても、厳密な決まりはありませんが、「お墓参りは他の用事より優先するのが良い」という古くからの考え方があります。また、夏真っ盛りの暑い季節ですので、日中の暑い時間帯を避けてお参りするという意味でも、午前中、日が高くなる前にお参りするのがおすすめです。

一方で、お盆のお墓参りの場合には、夕方にお墓参りをし、お墓で迎え火を焚いたり、その火を自宅に持ち帰ったりする地域もあります。

朝早くや夕方にお参りする場合には、墓地や霊園によって開門・閉門時間が異なるため、事前に確認しておきましょう。

お盆のお墓参りで重要な暑さ対策や、お墓参りのマナーについてはこちらの記事で解説しています。

夏のお墓参りの注意点〜熱中症への備えと気をつけるべきポイント〜

お盆のお墓参りで避けた方がいい花5選

まとめ

このように、お盆のお墓参りは、仏教の教えや日本で育まれてきた信仰、風習などが結びつき、様々な意味や想いとともに受け継がれてきました。

お墓参りをする時期やその方法に目を向けると、その地域や家庭でのお盆の捉え方、どんな方法や考え方でご先祖様を大切にしてきたのかが見えてくるかもしれません。

お墓参りの理由がどのようなものであっても、ご先祖様を敬い、感謝の気持ちを伝える大切な機会であることに変わりはありません。

今年のお盆は、ご先祖様への感謝とともに、お墓参りに込められた意味や、先人たちが大切に受け継いできた供養の心にも思いを馳せながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

お盆にやることやその意味、宗派による違い、お盆の迎え方などについて解説している記事もございます。また、お子さん一緒に楽しめる、お盆や命をテーマにした絵本を紹介している記事もございますので、合わせてご覧ください。