お役立ちコラム お墓の色々

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【保存版】お墓参りのマナーや常識 5つのポイント

供養・埋葬・風習コラム

【保存版】お墓参りのマナーや常識 5つのポイント

今回は基本的なお墓参りのマナーや常識をご紹介します。お墓参りの経験が少ない方も、もう何度もお墓参りに行っている方も、あらためて知ることで、新しい発見やご供養の気持ちをあらたにすることができるかもしれません。
時期・持ち物・服装・手順・その他の5つのポイントに分けてご説明します。

お墓参りのマナーや常識「時期」

まず、お盆・春秋のお彼岸は、仏教で勧められているお墓参りの適期です。ただし、お墓参りは、時期や頻度に決まりがあるわけではなく、基本的にはいつ行ってもよいものです。毎日行く人や、祥月命日だけでなく月命日にも行く人もいます。
お墓は屋外にあるので汚れも溜まりやすいものです。お墓が遠くにある場合、頻繁に通うのは難しいかもしれませんが、少なくともお盆・春秋のお彼岸の年三回には行きたいものです。

春のお彼岸

春のお彼岸は、春分の日を中心に前後の3日間ずつ、合計7日間のことをいいます。お彼岸の初日を彼岸入り、最終日は彼岸明けといいます。春分の日は毎年変わりますので、ご注意ください。例として、2021年の春のお彼岸のスケジュールを紹介します。

3月17日 彼岸入り
3月20日 春分の日(彼岸の中日)
3月23日 彼岸明け

お盆

お盆の時期は、地域によって7月の場合と8月の場合があります。例えば、東京は7月ですが、その他の多くの地域では8月に行われます。自分の住んでいる地域のお盆がわからない場合は、ご近所の方に聞いてみましょう。
お盆の初日を「盆の入り」または「迎え盆」、最後の日を「盆の明け」または「送り盆」といいます。お彼岸と違い、お盆は毎年同じ日に決められています。

<東京などの7月の地域>
7月13日 盆の入り(迎え盆)
7月14日〜15日 盆の中日
7月16日 盆の明け(送り盆)

<8月の地域>
8月13日 盆の入り(迎え盆)
8月14日〜15日 盆の中日
8月16日 盆の明け(送り盆)

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、秋分の日を中心に前後の3日間、合計7日間のことをいいます。春のお彼岸と同じく、年ごとに日にちが異なります。2021年の場合は、下記の日程です。
9月20日 彼岸入り
9月23日 秋分の日(彼岸の中日)
9月26日 彼岸明け

お盆、お彼岸の期間中でいつ行けばいいのか?

お彼岸では、期間内であればいつ行っても構わないものとされています。お盆の場合は、ご先祖を家にお招きする行事ですので、13日の盆入りと16日の盆明けにお墓へ向かうのが一般的です。ただし、お墓が遠くにあるご家庭の場合、直接お墓には行かず、自宅の玄関で迎え火・送り火を行って、ご先祖様をお迎え・お見送りすることもあります。

お彼岸やお盆の由来や意味について知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
「お彼岸にまつわるさまざまな由来を紹介します」
「お盆にお墓参りをするべき理由と必要なものとは」

お墓参りのマナーや常識「持ち物」

お墓参りの主な目的は、「ご供養」と「お墓のお掃除」です。それぞれの持ち物をご紹介します。

ご供養に必要な持ち物

・線香・ろうそく
・マッチ・ライター
・数珠
・お供え物(故人の好きだったお菓子や食べ物など)
・お供え物用の半紙
・供花(故人の好きなお花や仏花)

お供え物や供花に良い花やふさわしくない花はこちらの記事をご覧ください。
「お彼岸に供える花の選び方 菊じゃなくても大丈夫」
「お盆のお墓参りで避けた方がいい花5選」

お墓の掃除に使う持ち物

スポンジ(雑巾やタオルよりもしっかり汚れを落とせます)
タオル・雑巾(水拭きしたお墓の拭き取りに何枚か用意しましょう)
ゴミ袋
ほうき(落ち葉やほこりの掃き出しに便利です)
手桶・柄杓(無料・サービスで貸し出しているところもあります)
軍手

お盆のお墓参りでは、熱中症対策を忘れずに。塩飴や帽子、飲み物も持っていきましょう。虫よけスプレーもあると便利です。

お墓参りのマナーや常識「手順」

「お墓の掃除の手順」と「お墓参りの手順」をそれぞれ説明します。

お墓の掃除の手順

お墓についたらまずは一度手を合わせてから、お墓の掃除にとりかかりましょう。溜まった汚れを取り除いてから、あらためてお供え物や供花、線香を供えてお参りしましょう。

1.墓所内に溜まった落ち葉やほこりを掃きだす
2.雑草が生えていれば抜く
3.花立や線香皿などをきれいに洗う
4.墓石に柄杓で水をかけて、全体を水拭きする
5.濡れた墓石を乾拭きして乾かす
6.洗った花立や線香皿を元に戻す

「頑固な汚れを落としたい」「念入りに掃除したい」ときには、以下の記事が参考になるでしょう。
「墓石の手入れに、自分でワックスがけはできるの?」
「お墓に洗剤は使えるの?水洗いでは落ちない汚れを消す方法」

お墓参りの手順

1.お供え物は、必要に応じて半紙を敷いて墓前に供える
2.供花は花立を使い、1対で供える
3.水受けには、水をたっぷりと注ぐ
4.線香・ロウソクに火を点け、宗派の作法に沿って供える
5.先祖への感謝や近況報告など、伝えたいことを念じる(名号や題目を唱えても良いでしょう)
野生動物に荒らされる原因になってしまうので、お参りが終わったら、供花やお供えは持ち帰りましょう。

お参りする意味についてあらためて考えたことはありますか?以下の記事はあなたが故人を想い返すきっかけになるかもしれません。
「そもそもご供養の意味とは?」
「お墓参りで見かける六地蔵。6体並んでいる意味とは?」

お彼岸のマナーや常識「服装」

男性でも女性でも、基本的には普段のお墓参りは普段の服装で大丈夫です。黒でなければいけないことはありません。掃除がしやすくて、派手過ぎない普段着が望ましいでしょう。孫や息子がお参りに来てくれるのはご先祖様もうれしいでしょうが、成人式の晴れ姿などの理由があるならともかく、あまりに派手な格好や肌の露出の多い格好だと、ご先祖さまもびっくりしてしまうかもしれませんね。
また、お墓は供養の場なので、殺生を連想させる動物の毛皮も好ましくありません。服の模様やプリントなどにも気をつけましょう。
お墓参りの服装で気をつけなければいけないのは、法要と同じ日にお参りした場合です。その場合は、法要に合わせた服装でお参りするのが無難です。

「一周忌・三回忌」

基本的に一周忌・三回忌の際には喪服を着用します。本来は、喪主や親族の方はモーニングや和装などの「正喪服」、参列者の方は「準喪服」を着るものでしたが、最近では喪主や親族の方でも「準喪服」が一般的になっています。

・男性の準喪服
男性は、光沢が無く色の濃いブラックスーツが基本です。ネクタイ・靴下・靴は黒で統一します。ワイシャツは白です。柄物やボタンダウンはやめましょう。

・女性の準喪服
「ブラックフォーマル」と呼ばれる、ワンピースやアンサンブル、パンツのスタイルが基本です。露出の高いデザインは避けて、袖丈は長袖から5分袖、スカートは膝からふくらはぎ丈がふさわしいです。バッグやパンプスなども黒で統一します。

「七回忌以降」

七回忌以降は略喪服(平服)での参列になる場合が多いです。男性はダークカラーかブラックのスーツ、ワイシャツは白でワイシャツ以外は黒にしましょう。女性はブラックか紺、グレーなどのスーツかワンピースを着用するのが望ましいです。

納骨式の場合はこちらをご覧ください。
「納骨式に着ていい服装、マナーなどを解説」

お墓参りのマナーや常識「その他」

お掃除やご供養以外にも、お墓参りに重要な役目があります。それは、「お墓に異常がないか確認する」ということです。大切なお墓が傾いていたり、付属品がなくなっていたりすることもあるかもしれません。そんなときは、お墓を購入した石材店へ相談してみましょう。場合にもよりますが、アフターサービスで補償対応してくれるかもしれません。

購入した石材店がわからない場合は、「お墓きわめびとの会」までお気軽にご相談ください。お近くの、信頼のおける石材店をご紹介させていただきます。https://ohakakiwame.jp/inquiry/

お墓参りは自分の死生観を見つめ直したり、家族の絆を深めたり、現世の私たちにも貴重な機会になります。5つのポイントを押さえて、これからもお墓参りを続けていきましょう。
加齢や遠方にお墓がある為通いにくい場合や、お墓の状態に不安がある場合は石材店のお墓参り代行業に依頼するという手もあります。専門業者に頼むことによりお墓の状態の確認もしてもらえます。

興味がある場合はこちらをご覧ください。
「お墓参り代行業とは?」